時系列もなんのその今更だけど
桜の花がまだ咲き誇っていた4月13日に
園遊会でひがし茶屋街に
越中おわら風の盆がやってきた。
大好きな仲間たちと一緒に
お茶屋さんの二階からその光景を眺めると言う
なんとも魅惑的なお誘いに飛びついた飛びついた。
風の盆といえば子供のころに一度
富山の八尾に連れて行ってもらって観たっきり。
正直記憶も曖昧で
大人になって実際の風の盆に行く機会を何度も逃してきた。
本来の風の盆の時期とは違うとか
この季節に何で?とか
考え出すと不思議なイベントだけど
楽しけりゃいいんじゃないか?とあまり考えずに
ただ愉しむことを目的で向かった園遊会。
少し早めに行って今回のお茶屋さんである
懐華樓さんに挨拶を済ませてお部屋を案内してもらった。
なんだか調度品一つ一つがやわらかいイメージで
どこか懐かしい。
金沢市指定保存建物である懐華樓さんは
今も一見さんはお断りで
「一客一亭」のお座敷が上げられている大きなお茶屋さん。
築190年の歴史ある建物はすべての部屋を見学することが出来る。
広間にかかっていた花嫁のれんはそりゃもう見事なもの。
奥ゆかしき金沢の伝統を垣間見ることが出来る貴重な場所。
昔はみんなこんなだったなぁと
なんだか懐かしくなった電気のかさ。(そう、シェードではなく、かさ。)
囲炉裏のある暮らしを羨ましくなるようになったのは
大人になったからなのか。
昼間観光客で賑わうこの通りも
日が暮れてきて街灯に灯りがともる。
この日はやはり風の盆を待つ人が多くて?
まだまだ賑わったままだった。
二段重ねのお弁当が用意されていて
色とりどりでなんとも鮮やかで春らしく。
一つ一つが丁寧に作られたお弁当は
食べるのがもったいなくなるほどで。(綺麗に綺麗に食べきったよ)
すっごく美味しくておっどろいた。
誰だ簡単なお弁当が出ますって言ったのは。
簡単どころじゃなくて凄くゴージャス。
踊り流しが始まる前の宴はそりゃもう楽しくって。
飲むわ食べるわしゃべるわ撮るわでお約束の愉快な時間。
二階の座敷から眺める向かいの景色は
なんだか不思議な感じで
向かい側からも同じように思われてるに違いないなと思いつつ撮る。
なんだろうこんな風に二階から通りを見下ろす感じ。
同じようにどこもかしこも同じような人がいて
お祭り気分がいやおうなしに盛り上がる。
桜の季節の行灯が更にその気分を盛り上げる。
うーん下の通りから撮ってる人がストロボたきまくりで
ストロボ嫌いのアタシの撮った写真が
やけに明るい。笑
水野氏いわく。。。おこぼれストロボと言うらしい。笑
思いがけずに貰ったストロボで
思いも寄らない面白いものになるときあるよといわれて
なるほどなぁ〜と納得しまくり。
確かに面白いブレっぷり。笑 (それストロボおこぼれのせいか???)
おのおのがお気に入りの旨しアテを持ち寄り
お弁当が豪華すぎてあれもこれもと大変なことに。
でもどれも美味しいから誰も断らない。
大好きな松葉屋の月よみ山路に
ブルーチーズをのせてワインのアテにと教えてくれたのは
友達でもある松葉屋の旦那のなっち。
くるみの羊羹のほうが合うらしいけど
こっちも美味しくてワインが、日本酒が、すすんですすんで。笑
激ウマなんだわこれが。ええ。ホントに。
楽しい時間は本当にあっという間に過ぎてしまい
気さくな女将さんとの楽しい会話も
古きよき時代そのままの建物と
歴史を垣間見た春の宴も笛と三味線の音とともにおしまい。
誘ってくれて感謝!
芸子さんの友達が何人かいるけれど
なかなかそんな
お茶屋さんに足を踏み入れることなどないから
とっても貴重な経験でありました。
またいつかお邪魔できる日を楽しみにしていよう。
ということで頑張って仕事しようねと皆で誓ったのであった。笑
住所: 〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目14−8
電話:076-253-0591
営業時間:
火曜日の営業時間 9:00から17:00 (一般公開)